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2011年10月14日金曜日

カブ50 ボアアップ1 泥沼編

強力馬力単車屋☆WIZARD-2(HOME)


オイル切れでエンジンが焼き付いたカブ50が入庫しました。カブ90の車体に50のエンジンが搭載されていて75ccにボアアップされていました。



コンプレッションゲージで圧縮圧力を計ると5kgしか有りませんでした。シリンダーを外してみるとピストンリングが固着していました。ピストンピンも固着していて抜けないのでピストンピンプーラーで抜く事にしました。


シリンダーボルトが邪魔なのでダブルナットをかまして抜きます。


抜いたシリンダーボルト


酷い焼き付きです。コンロッドのスラスト方向のガタとクランクベアリンのガタを点検してなんとかシリンダーから上の修理で済みそうです。


これはカワサキの特殊工具のピストンピンプーラーカブ系のエンジンからZ2クラスのエンジンまで使用可能です。


ピストンピンプーラーをセットしてピンを抜き取りました。かなり固着していました。


トホホな75ccピストン。


同じ排気量にしようかと思いましたがキタコでライトボアアップキットを使用して85ccにする事にしました。このキットはノーマルヘッド使用で圧縮比が10.8となりオイルクーラーの装着と要キャブ交換でした。しかしユーザーの予算の関係でオイルクーラー無し、ノーマルキャブでセットしなければなりません。(泣)シリンダーは耐熱ブラックで塗装しました。このキットの最大の特徴はアルミシリンダーで税込み11550円と言う価格に有ります。スーパーコストパフォーマンスです。キタコの企業努力に感謝。(ここから先の記事に尽きましては何が起こっても一切の責任は負いません。チャレンジされる方がいましたら全て自己責任でお願い致します。)


マフラーもノーマルなのでポートは一周りだけ拡大。



ロッカーアームはこのようにボルトを挿入して抜きます。注意しなければならない事は、組み立て時にねじ山が有る方を外側にしなければなりません。
ネジ山を奥にして組むと、ボルトが挿入できなくなります。



ロッカーアームを抜くとカムシャフトが簡単に抜けます。


バルブリフターでコッタを外してバルブを抜きます。


このように磁石を使うと簡単。





オイルクーラー無し、ノーマルキャブ、ノーマルマフラー使用なので熱量を抑える為に燃焼室の容積を増やして圧縮比を下げます。それでもオイルクーラーは装着したいです。それとキャブのセッティングに泣きそうな予感がします。オイルクーラー装着、キャブ、マフラー交換をする場合、この作業は必要ありません。


ノーマルマフラーなのでポートの加工はこれ位にしておきました。このような組み合わせが一番難しいです。




バルブのカーボンを落とします。加工研磨はしません。


これはバルブスプリングのシートリングです。バルブスプリングの底にいます。無くさないように要注意。


バルブスプリングのシートリングはここにいます。


次にバルブフェースにバルブコンパウンドの細目を薄く塗って摺り合わせをします。


これはエアー式のバルブラッパーバルブの摺り合わせば数分で終わります。

休憩


軽量研磨したZ2のインレットバルブとカブのバルブ。



ヨシムラのZ1000R用φ73ピストンとキタコのカブ85ccピストン。

休憩終わり



修正用のバルブシートカッターと67.2度で修正中のバルブシート


光明丹でシート幅と当たり面の確認。


32度のシートカッターで外側を修正して当たり幅を0.8mmに調整しました。

つづく




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